イシハマ タカノリ
Takanori Ishihama
石濱 嵩統 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 歯科総合口腔医療学 職種 臨床助教8年 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 開発した顎関節脱臼防止帽で筋ジストロフィー患者の習慣性顎関節脱臼に対し開口制限を行った経験 |
掲載誌名 | 正式名:有病者歯科医療 ISSNコード:09188150/1884667X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本有病者歯科医療学会 |
巻・号・頁 | 33(2),83-87頁 |
著者・共著者 | 石濱 嵩統, 栗田 賢一, 後藤 新吾, 太田 充彦, 水野 進, 阿部 厚 |
発行年月 | 2024/03 |
概要 | 筋ジストロフィー患者の習慣性顎関節脱臼に対して,バンテージを使用されていたが再脱臼し,ドクターカー出動による現場での整復後にわれわれが開発したAGOキャップを使用して再脱臼を防止した症例を経験したので,その概要を報告する.症例は23歳男性で,以前より両側の顎関節脱臼が習慣化していた.2017年4月にバンテージを使用されていたものの顎関節が脱臼した.筋ジストロフィーによる在宅人工呼吸器管理のため,在宅看護師が整復を試みるも困難であり,救急隊よりドクターカー要請にて当科初診となった.初診時,現場で徒手整復を施行し,整復後にAGOキャップを使用して開口制限を開始した.装着4週間後,再脱臼は認めなかったため,脱臼が習慣化していた夜間のみの装着とした.装着後5年経過しているが再脱臼はなく良好である.今回,AGOキャップは習慣性顎関節脱臼の再発防止として有用である可能性が示唆された.(著者抄録) |
文献番号 | 2025063235 |