イシハマ タカノリ
Takanori Ishihama
石濱 嵩統 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 歯科総合口腔医療学 職種 臨床助教8年 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 魚骨が感染源と同定しえた舌膿瘍の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本口腔科学会雑誌 ISSNコード:00290297/21850461 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (NPO)日本口腔科学会 |
巻・号・頁 | 70(3),222-227頁 |
著者・共著者 | 桃北 萌子, 阿部 厚, 古田 浩史, 谷口 真一, 石濱 嵩統 |
発行年月 | 2021/09 |
概要 | 今回われわれは、魚骨が感染源と同定しえた舌膿瘍の1例を経験したので報告する。症例は64歳女性、舌縁部の腫脹と嚥下痛を主訴に受診した。CTでは、歯科補綴物によるアーチファクトが著しく高吸収域や異物は確認できなかった。MRIでは、脂肪抑制T2強調像において内部不均一なやや高信号を示す病変が認められた。舌膿瘍の診断の下、抗菌薬投与後に膿瘍を切開し魚骨と思われる異物を摘出した。成分分析で同定した魚骨が感染に起因したと思われた。したがって、画像精査にて魚骨を認めなかった場合でも詳細な病歴聴取をしたうえで、舌膿瘍の原因として魚骨迷入を疑う必要があると考える。(著者抄録) |
文献番号 | 2022014017 |