イシハマ タカノリ
Takanori Ishihama
石濱 嵩統 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 歯科総合口腔医療学 職種 臨床助教8年 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 名古屋掖済会病院救命救急センター受診患者における歯科口腔外科診療の臨床統計的観察 |
掲載誌名 | 正式名:有病者歯科医療 ISSNコード:09188150/1884667X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本有病者歯科医療学会 |
巻・号・頁 | 29(2),9-16頁 |
著者・共著者 | 長谷川 博亮, 阿部 厚, 古田 浩史, 石濱 嵩統, 皆川 将司 |
発行年月 | 2020/06 |
概要 | 今回われわれは2013年1月から2018年12月までの6年間に名古屋掖済会病院救命救急センターを受診した歯科口腔外科を有する患者2,250例について臨床統計学的観察を行い、次の結果を得た。2013年から全体的に受診患者数は増加傾向であった。男女比は1.3:1と男性患者が多い結果となった。年齢別では、10歳未満の受診が667例(29.6%)と最も多かった。12月が216例(9.6%)と最も多く、2月が160例(7.1%)と最も少なかった。土日が933例(41.5%)と最も多かった。受診経路別では直接来院が1,953例(86.8%)、救急搬送が297例(13.2%)であった。救急搬送後に入院適応となったのは28例(9.1%)であった。疾患別では顎顔面外傷が最も多く、次いで炎症、歯および歯周疾患の順であった。処置内容別では、対症療法および経過観察、縫合処置が過半数以上であった。本研究より、今後は医療連携を通じて更なる良質な医療の提供と共に、重症度の認知や適応外な救急要請の減少が救命率向上や医療資源の適正配分に関わると考えられる。(著者抄録) |
文献番号 | 2021232294 |