イシハマ タカノリ   Takanori Ishihama
  石濱 嵩統
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 歯科総合口腔医療学
   職種   臨床助教8年
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 過去5年間にさくら総合病院を受診した小児の外傷性歯の脱臼に関する臨床統計的検討
掲載誌名 正式名:愛知学院大学歯学会誌
ISSNコード:00446912
掲載区分国内
出版社 愛知学院大学歯学会
巻・号・頁 56(2),94-100頁
著者・共著者 石濱 嵩統, 片山 良子, 寺嶋 純一, 石川 紅生, 後藤 新吾, 小川 尊明, 今井 隆生, 太田 充彦
発行年月 2018/06
概要 5年間に受診した口腔顎顔面外傷患者で、外傷性歯の脱臼と診断した18歳未満の小児患者794例1351歯を対象とした。男児477例、女児317例であった。1歳が最も多く111例、次いで2歳は99例、3歳は81例で、乳幼児期に圧倒的に集中していた。受傷原因は、転倒が461例と最も多く、次いで衝突144例、スポーツ79例であった。受傷当日の来院が圧倒的に多く735例、次いで翌日が41例、2日以上6日以内が11例であった。乳歯の受傷部位は、合計772歯中、上顎乳中切歯に最も多くて488歯、次いで上顎乳側切歯は121歯、下顎乳中切歯は104歯の順であった。永久歯の受傷部位は合計579歯中、上顎中切歯が382歯と最も多く、次いで上顎側切歯で99歯、下顎中切歯は43歯の順であった。乳歯の処置は、歯の整復固定525歯、抜歯148歯、経過観察99歯の順であった。永久歯の固定438歯、再植83歯、抜歯37歯の順であった。歯の脱臼に伴う合併症は、794例中607例に認め、最も多かったのは軟組織損傷で360例、次いで歯槽骨骨折289例、歯の破折185例、顎骨骨折17例の順であった。
文献番号 2018319509