マツトモ ノリカズ
松友 紀和 所属 川崎医療福祉大学 医療技術学部 診療放射線技術学科 職種 特任准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ドパミントランスポータSPECTにおけるStandardized Uptake Valueの測定精度 ファントムによる評価 |
掲載誌名 | 正式名:核医学技術 ISSNコード:0289100X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (NPO)日本核医学技術学会 |
巻・号・頁 | 42(2),146-153頁 |
著者・共著者 | 小野寺 恭我, 松友 紀和, 深見 光葉, 山本 智朗 |
発行年月 | 2022/04 |
概要 | 2検出器回転型SPECT装置で広く用いられている低エネルギー高分解能型コリメータで得られたドパミントランスポータSPECT(DAT-SPECT)におけるStandardized Uptake Value(SUV)の測定精度を検証し、その有用性について検討した。SPECT/CT装置はInfinia8 Hawkeye4、コリメータは低エネルギー高分解能型、線条体ファントムにはIB-20を用いた。Specific binding ratio(SBR)は濃度が高くなるほど測定値が真値より高い値を示した。striatal uptake ratio(SUR)はすべて真値よりも低い値を示した。SUVmax、SUVmean、SUVpeakはすべて真値よりも低い値を示したが、SUVmaxが最も真値に近い値を示した。すべての測定値で良好な相関関係が得られていた。SBRは3以上で急激に誤差が大きくなり加算誤差と比例誤差を生じており、SURはすべての濃度比で加算誤差が生じていた。SUVはすべての濃度で加算誤差が生じていたが、SUVmaxの誤差が最も少なく真値に近くなっていた。低エネルギー高分解能型コリメータを用いたドパミントランスポータSPECTに対しSUVmaxを用いることで、線条体集積を正確に表現できる可能性が示された。 |
文献番号 | 2023090709 |