マツトモ ノリカズ
松友 紀和 所属 川崎医療福祉大学 医療技術学部 診療放射線技術学科 職種 特任准教授 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 放射線医薬取り扱い時の水晶体被ばく線量推定とX線防護メガネを用いた被ばく低減 |
掲載誌名 | 正式名:日本放射線技術学会雑誌 ISSNコード:03694305/18814883 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (公社)日本放射線技術学会 |
巻・号・頁 | 78(4),348-356頁 |
著者・共著者 | 松友 紀和, 深見 光葉, 小池 貴久, 山本 智朗 |
発行年月 | 2022/04 |
概要 | 放射性医薬品取り扱い時を想定した水晶体被曝線量を推定するため、線源3種(99mTc、111In、123I)を蛍光ガラス線量計から30cmと60cmの位置に設置して3mm線量当量率を測定した。また、シリンジシールドと含鉛防護板、X線防護メガネの有無で線量低減率を評価した。防護具を使用しない場合の30cmにおける3mm線量当量率はおよそ6.0から23.0μSv/min/GBqと推定された。シリンジシールドと含鉛防護板を使用した場合の線量低減率はすべての放射性核種で90%以上であった。鉛当量0.75mmPbのX線防護メガネの線量低減率は99mTcで68.8%、111Inで60.6%、123Iで68.1%であった。放射性医薬品を取り扱う際の推定等価線量は水晶体の等価線量限度(年間20mSv)を超えないことが示された。鉛当量0.75mmPbX線防護メガネは放射性医薬品を取り扱う際の水晶体被曝線量の低減に有用であると考えられた。 |
文献番号 | 2022255064 |