マツトモ ノリカズ
  松友 紀和
   所属   川崎医療福祉大学  医療技術学部 診療放射線技術学科
   職種   特任准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 Becquerel calibration factor測定方法の違いがSPECT-SUV算出精度に与える影響
掲載誌名 正式名:核医学技術
ISSNコード:0289100X
掲載区分国内
出版社 (NPO)日本核医学技術学会
巻・号・頁 41(3),249-255頁
著者・共著者 深見 光葉, 横山 奈々, 松友 紀和, 山本 智朗
発行年月 2021/07
概要 近年、装置や補正技術の高性能化により、Single photon emission computed tomography(SPECT)検査でもStandardized uptake value(SUV)の算出が可能となった。今回、校正係数(BCF)算出方法の違いがSPECT-SUVの算出精度に与える影響について検討し、SPECT-SUVを正確に算出するためのBCF測定方法を考察した。補正条件の組み合わせはACSCRR、ACRR、RRとした。Smallファントムを用いて算出したSUVmeanは他のファントムサイズに比較して有意に低値を示した。ACSCRRとACRRではMediumファントムとLargeファントムで算出したSUVmeanに有意差は認められなかった。SUVmeanにおける最大の変化はACSCRRで3.7%、ACRRで6.4%、ACSCRRとACRRでは関心領域(ROI)サイズを変化させても明らかな変化は認められなかったが、ROIサイズ100%ではわずかに高値を示した。コリメータ開口補正では最大の変化は20.8%であり、ROIサイズが大きくなるにつれてSUVmeanは低下した。また、すべての補正条件についてROIサイズが小さい場合にSUVmeanの%CVは高値を示し、ROIサイズ60%以上でおよそ一定値を示した。BCF算出には人体と同等サイズのファントムを使用し、ROIサイズをファントム直径の60~90%程度に設定して測定することが望ましいと考えられた。
文献番号 2021334145