ミオ クミエ
  見尾 久美恵
   所属   川崎医療短期大学  教育部 看護学科
   職種   講師
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 若山牧水・高梁川沿線の旅と歌
掲載誌名 正式名:総社文学
掲載区分国内
巻・号・頁 (193),21-31頁
総ページ数 11
著者・共著者 見尾久美恵
発行年月 2023/04/01
概要 明治40年の6月22日、早稲田大学の学生であった若山牧水は、宮崎県日向への帰省のため東京を後にし、その途上で立ち寄った岡山、広島、山口の中国三県で、生涯の絶唱とも言える歌を残した。すなわち、「幾山河 越えさり行かば 寂しさの 終てなむ国ぞ 今日も旅ゆく」の歌と「けふもまた こころの鉦を うち鳴し うち鳴しつつ あくがれて行く」の歌である。本稿では、当時21歳であった牧水が、岡山から高梁川に沿って北上し、これらの歌を詠んだ経緯を牧水の書簡並びにいくつかのエピソードからたどった。また、これらの歌と合わせて、この時岡山で詠まれた歌の鑑賞をおこなった。