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イヌカイ トモコ
Tomoko Inukai
犬飼 智子 所属 川崎医療福祉大学 保健看護学部 保健看護学科 職種 講師 |
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| 論文種別 | 原著 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 放射線・化学療法を受ける頭頸部がん患者の治療からの自己回復の体験 |
| 掲載誌名 | 正式名:岡山県立大学保健福祉学部紀要 ISSNコード:13412531 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | 岡山県立大学保健福祉学部 |
| 巻・号・頁 | 26,39-47頁 |
| 著者・共著者 | 名越 恵美, 犬飼 智子, 明治 詩穂, 藤谷 史麻, 吉井 菜摘 |
| 発行年月 | 2020/03 |
| 概要 | 本研究の目的は、治療経過に沿った看護介入の示唆を得るために頭頸部がん患者の治療体験を明らかにすることである。頭頸部がんと告知され、放射線療法、化学療法の治療を受けた患者を対象に半構造化面接で生活体験や闘病への思いに関連する事柄を自由に語ってもらった。分析は、質的内容分析を用いてコード化カテゴリ化した。参加者は5名、全員男性であった。年齢は平均年齢59.8歳、初発がんであった。治療体験について語られた内容から【治療前の揺れる心】【取り戻した回復への意欲】【自立を目指した変化への対応】【食事の変化への順応】【死への意識】【家族への感謝と思いやり】の6カテゴリが抽出された。治療中は、患者が肯定的変化を実感し自己効力感を高めるような看護師の介入が重要である。また、看護師は食生活において困難に直面した患者の思いを傾聴し、栄養士などの専門家とのパイプ役を担うなどのサポートの必要が示唆された。(著者抄録) |
| 文献番号 | 2020294603 |