ホンノ カツミ   Katsumi Honno
  本野 勝己
   所属   川崎医療福祉大学  医療福祉マネジメント学部 医療情報学科
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 脳卒中患者における入院時ADLと誤嚥性肺炎併存率の関係 DPCデータを使用した分析
掲載誌名 正式名:診療情報管理
ISSNコード:18837972
掲載区分国内
出版社 日本診療情報管理学会
巻・号・頁 35(4),93-101頁
著者・共著者 本野 勝己, 樫村 菜穂
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 2024/02
概要 岡山県の医療機関21施設から収集した2020年度および2021年度のDPCデータから「医療資源を最も投入した疾病名」から脳卒中患者とされる症例を抽出し、入院時日常生活動作(ADL)と誤嚥性肺炎の関係性について分析した。分析対象患者数は3662人(男性1866人、女性1560人、64歳以下617人、65歳から74歳836人、75歳以上1973人)であった。分析の結果、脳卒中患者入院時ADLの55.4%が全介助レベルであり、そのうちの93.6%が入院中に誤嚥性肺炎を発症していることが明らかになった。ロジスティック回帰分析を行った。その結果、入院時背景で「年齢」75歳以上、「要介護度」要介護1から5、「低栄養の有無」あり、「摂食・嚥下障害の有無」あり、「経鼻胃管の有無」あり、「末梢静脈栄養の有無」ありとの関係が認められた。特に低栄養状態患者99人のリスクに対するオッズ比が4.502と高く、臨床的に注目すべき点であると考えられた。
文献番号 2024172995