ヨダ タケシ
Takeshi Yoda
依田 健志 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 公衆衛生学 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 介護施設における自重を用いたスロートレーニングプログラム導入の試み 虚弱高齢者を対象としたパイロット研究 |
掲載誌名 | 正式名:地域環境保健福祉研究 ISSNコード:13439286 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 香川環境保健福祉学会 |
巻・号・頁 | 20(1),31-36頁 |
著者・共著者 | 神田 かなえ, 依田 健志, 鈴木 裕美, 岡部 悠吾, 宮武 伸行, 森 豊, 山崎 邦久, 北野 浩子, 神田 綾, 平尾 智広 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2017/12 |
概要 | 低負荷でゆっくりとした動作で行うスロートレーニングは、軽い負荷でも筋力増強効果が得られるということで注目されている。今回、介護認定を受けた虚弱高齢者が、安全に自重を用いて実施できるスロートレーニングプログラムを考案し、介護施設にて導入を試みたので報告する。スロートレーニングプログラムは、LST法(筋発揮張力維持スロー法)に基づいて、大腿部、下腿部、臀部、腹部、胸部、背部の計6種類の運動プログラムを作成した。虚弱高齢者が安全に行うために、椅子や手すりを用いて行えるようにし、運動量については、各運動を1分間8回のペースで2セット実施、セット間の休憩は1分間とした。実際に、介護施設を利用する要介護1~2までの65歳以上の高齢男女36名(平均年齢81.2±6.62歳)を対象とし、介護度に応じて週1-2回の運動介入を3ヵ月間行った。対象者全員が3ヵ月間プログラムを安全に継続実施できた。運動開始前と3ヵ月後の運動機能を比較した結果、下肢筋力、安静時血圧が改善することが示唆された。対象者からは、膝痛の緩和や杖なしで歩けるようになったといった声が上がり、運動効果への実感が得られた。今後は、対照群との比較を行い、運動機能向上効果を検証する。(著者抄録) |
文献番号 | 2018172095 |