ヨダ タケシ
Takeshi Yoda
依田 健志 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 公衆衛生学 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 島嶼部における在宅医療と終末期に関する認知度調査 |
掲載誌名 | 正式名:地域環境保健福祉研究 ISSNコード:13439286 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 香川環境保健福祉学会 |
巻・号・頁 | 19(1),39-44頁 |
著者・共著者 | 神田 かなえ, 依田 健志, 横山 勝教, 岡部 悠吾, 鈴木 裕美, 平尾 智広 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2016/12 |
概要 | 本研究は、医療機関が乏しく、高齢化が進む島嶼部における在宅医療と終末期に関する認知度について明らかにすることを目的とした。島嶼部の一般住民を対象に3,000名を無作為抽出し、アンケート調査を実施した。地区、性別、年齢について記入のある1,727名について解析を行った(有効回答率57.6%)。性別は男性715名、女性1,012名であり、平均年齢は68.2±12.8歳であった。在宅医療の認知度については、男性44.3%、女性55.0%が「言葉も内容も知っている」と回答した。「言葉も内容も知らない」と回答した人の割合は男女とも80歳以上で高くなり、「言葉は知っているが内容は知らない」と合わせると約7割を占めた。また、在宅療養支援診療所の認知度は男性15.4%、女性21.5%であり、訪問看護サービスの認知度は男性36.2%、女性45.2%であった。最期を迎えたい場所については、「自宅」と回答した割合は男性で56.0%、女性で44.3%であった。在宅医療の認知度、在宅療養支援診療所の認知度、訪問看護サービスの認知度のいずれも、これまでの先行研究などと比較して同程度の結果となった。最期を迎えたい場所について「自宅」と回答した割合も他の先行研究と同程度の割合となっており、島嶼部においても自宅での看取りに関しての希望が大きいことがわかった。今後ますます高齢化が進む島嶼部において、在宅医療関連の知識普及と適切なサービスの提供が重要であると考える。(著者抄録) |
文献番号 | 2017345109 |