トクトミ トモハル
Tomoharu Tokutomi
徳富 智明 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 小児科学 職種 特任教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 筋性部心室中隔欠損症の臨床的検討 |
掲載誌名 | 正式名:防衛医科大学校雑誌 ISSNコード:0385-1796 |
出版社 | 防衛医科大学校雑誌編集委員会 |
巻・号・頁 | 26(2),107-111頁 |
著者・共著者 | 川村 陽一,竹下 誠一郎,辻本 拓,中谷 圭吾,徳富 智明,関根 勇夫,河合 利子 |
発行年月 | 2001/06 |
概要 | 筋性部心室中隔欠損症(VSD IV型)15症例について検討した.病型ではcentral type(10例)が,apical type(4例)や両者の合併例(1例)に比較して多かった.生後1歳8ヵ月までに全例において自然閉鎖を確認したが,自然閉鎖の時期は病型間で差を認めなかった.出生時の欠損孔の大きさが径2.5mm未満では生後1歳までに閉鎖する一方,欠損孔が径2.5mm以上では1歳を過ぎても開存していた.さらに,欠損孔の大きさと自然閉鎖の時期との間に有意の正の相関関係を認めた.したがって,VSD IV型の自然閉鎖の時期は欠損孔の部位ではなく,大きさに依存することが判明した.また,経過中に心不全症状を呈した症例を認めず,予後は良好と考えられた |