トクトミ トモハル
Tomoharu Tokutomi
徳富 智明 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 小児科学 職種 特任教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 過去10年間(1991~2000年)に防衛医科大学校病院に入院した川崎病患児262人の臨床的検討 |
掲載誌名 | 正式名:防衛医科大学校雑誌 ISSNコード:0385-1796 |
出版社 | 防衛医科大学校雑誌編集委員会 |
巻・号・頁 | 27(3),139-147頁 |
著者・共著者 | 徳富 智明,竹下 誠一郎,川村 陽一,中谷 圭吾,辻本 拓,関根 勇夫 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2002/09 |
概要 | 1991~2000年迄の間に入院した川崎病262例を対象に,疫学的及び臨床的検討を行うと共に静注用γ-globulin大量療法(IVIG)の投与方法と心後遺症出現率の関連を検討した.入院数は年々増加する傾向を認め,季節的には12~1月と7月に多かった.年齢分布では3歳未満が66.4%を占め,男/女比は1.6であった.主要症状では,両側眼球結膜の充血(99.2%)と口唇・口腔所見(97.7%)の出現率が高かった.臨床検査所見では,好中球分画の増加を伴う白血球数増加を約75%認めた.IVIG療法は全体の75.2%に施行した.発症後1ヵ月以内の冠動脈病変は全体の43.9%,発症後6ヵ月時の心後遺症に認めた.90年代後半にIVIGの超大量療法を導入した後に心後遺症の残存率は有意に減少した |