オカモト ノブオ
Okamoto Nobuo
岡本 宣雄 所属 川崎医療福祉大学 医療福祉学部 医療福祉学科 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 地域で暮らす要介護者を対象したスピリチュアリティを組み入れたケアプランの意義と課題 |
掲載誌名 | 正式名:川崎医療福祉学会誌 ISSNコード:09174605 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 33(1),1-8頁 |
著者・共著者 | 岡本宣雄 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2023/06/12 |
概要 | 介護支援専門員は,地域で暮らす要介護高齢者を対象とした居宅介護支援において,ケアマネジメントの目的にあるQuality of Life(QOL)の向上を意識し支援している.このQOLを構成する要素に,スピリチュアリティがあり,この側面に考慮したケアプランが作成される必要がある.高齢者のスピリチュアリティに関する先行研究から,居宅サービス計画に組み入れる高齢者のスピリチュアリティは,日常でのスピリチュアルな体験(Daily Spiritual Experiences:DSE)であった.すなわち,これらスピリチュアリティの内容は,自己・他者(友人,親戚,家族等)・自然・超越なるもの(神や仏・先祖・子孫等)との関係性とつながり感,宗教的な習慣・慣習,存在の根拠(よりどころ),意味探究,価値,信念,希望,死生観等を含むものであった.スピリチュアリティを組み入れたに居宅サービス計画作成に向けては,介護支援専門員がもつスピリチュアリティへの意識の醸養,主観的な特徴や達成度を評価すること,存在論的思考によるケアプランの作成に向けた課題がある. |