ヤマウチ アキラ
Akira Yamauchi
山内 明 所属 川崎医科大学 医学部 基礎医学 生化学 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | DKK3相補性ペプチドによる頭頚部癌制御 |
掲載誌名 | 正式名:Medical Science Digest 略 称:MSD ISSNコード:13474340 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 北隆館 |
巻・号・頁 | 49(5) |
著者・共著者 | 片瀬 直樹, 西松 伸一郎, 山内 明, 岡野 慎士, 藤田 修一 |
発行年月 | 2023/03/23 |
概要 | がんは種々のがん関連遺伝子の異常によって発生する。がん制御の戦略として、がんに特有の遺伝子変異を同定し、これをターゲットとした薬剤を開発することが重要である。我々は頭頸部扁平上皮癌(head and neck squamous cell carcinoma: HNSCC)において特異的に発現する遺伝子としてDKK3を同定した。これまでの研究でDKK3はAktのリン酸化を介してHNSCC細胞の悪性度を増強することが示唆されている。今回我々は、DKK3の機能ドメインに特異的に結合する相補性ペプチドの開発に成功した。本ペプチドは100nM程度の低用量で腫瘍細胞の増殖・浸潤・遊走を全て有意に低下させ、ヌードマウス背部皮下に移植した腫瘍の増大も有意に抑制した。ペプチドをベースにした中分子創薬は生産コストや体内通過性に優れることから注目を集めている。現在我々は本ペプチドの臨床応用を目指して研究を推進している。 |
researchmap用URL | http://hokuryukan-ns.co.jp/cms/books/medical-science-digest%E3%80%802023%E5%B9%B4%E3%80%804%E6%9C%88%E5%8F%B7/ |