ハセガワ ケンジロウ
Kenjiro Hasegawa
長谷川 健二郎 所属 川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 作業療法学科 職種 特任教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 手のミニスクリュー抜去困難時における骨髄穿刺針の使用経験 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443/13490885 |
掲載区分 | 国外 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 65(2),245-246頁 |
著者・共著者 | 新井 理恵, 長谷川 健二郎 |
担当区分 | 責任著者 |
発行年月 | 2022/03 |
概要 | 手のミニスクリュー抜去に骨髄穿刺針を利用した症例を報告した。症例は55歳女性で、自動車工場で作業中に左手をプレス機で打ち抜かれ受傷した。プレス機を分解して救出され、当院に搬送された。来院時所見は、鉄製の棒状の部品が左手中央部に掌側から背側にかけて貫通し残った状態であった。X線所見では棒状の部品が左中指中手骨遠位を貫通し、中手骨中央部の骨折を伴っていた。手術は肋軟骨移植によるMP関節形成術を計画していたが、術中に現場から見つけられた中手骨頭が届いたため、これをミニプレートで整復固定した。術後1年4ヵ月で骨癒合が得られ、術後1年8ヵ月時に抜釘術を行ったが、術中にミニスクリュー1本が抜去困難となった。手のミニスクリューには専用の抜去器具が存在しないため、11Gの骨髄穿刺針(Osteo-Site Bone Biopsy Needle)を使用し、抜去することができた。11Gの骨髄穿刺針は径がミニスクリューに一致するため比較的容易に抜去でき有用と考えられた。 |
文献番号 | 2022225335 |