イシモト ヤスコ
Yasuko Ishimoto
石本 恭子 所属 川崎医療福祉大学 医療技術学部 健康体育学科 職種 准教授 |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 社会・文化的観点からの「フレイル」再考 感染症拡大下における生活変化に関する日タイ比較研究から |
掲載誌名 | 正式名:Medical Science Digest ISSNコード:13474340 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)ニュー・サイエンス社 |
巻・号・頁 | 48(5),252-254頁 |
著者・共著者 | 木村 友美, 石本 恭子, クワンチット・サシウォンサロージ |
発行年月 | 2022/05 |
概要 | 新型コロナウイルス感染症拡大を背景に、高齢者のフレイルの進行が懸念されている。しかし、その影響の程度は、高齢者が暮らす環境要因に依存し多様である。日本の農村地域に暮らす高齢者では、コロナ禍で運動量や食事量が減少した者の割合は、先行研究と比べて低かった。一方で、都市部の有料老人ホーム入居者を対象とした調査では、会話減少が課題となり、うつ傾向や口腔機能の低さ、孤食と関連していた。仏教思想を背景に家族介護が一般的なタイでは、フレイルは老いの自然なプロセスとして捉えられており、運動などの介護予防行動は普段から意識されていない。そのため、コロナ禍での運動量減少や孤立といった生活変化がおこりづらい文化的背景があった。これらの比較検討が示唆するように、フレイルへの介入に地域特性を考慮することの重要性が今後さらに高まると考えられる。(著者抄録) |
文献番号 | 2022193931 |