ムシアキ マサカズ
Masakazu Mushiaki
虫明 昌一 所属 川崎医療福祉大学 医療福祉マネジメント学部 医療情報学科 職種 講師 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 高齢者における腹膜透析の普及に向けた課題と展望 |
掲載誌名 | 正式名:川崎医療福祉学会誌 ISSNコード:09174605 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 川崎医療福祉学会 |
巻・号・頁 | 32(1),13-19頁 |
著者・共著者 | 岡 葵, 虫明 昌一 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2022/08 |
概要 | 本邦の透析患者数は増加の一途を辿り,その半数以上が65歳以上の高齢者である.超高齢社会の社会保障制度を維持するため,現在の病院中心の医療から地域で完結できる在宅医療を基盤に置いた医療への転換の必要性が叫ばれているが,9割以上の透析患者は施設透析を選択しており在宅透析はわずかである.そこで,在宅透析の普及策としてassisted PD(介助者の支援による腹膜透析:assisted peritoneal dialysis)の活用が注目されている.assisted PDの普及には社会資源の利活用が重要であり,介護施設での腹膜透析患者の受け入れ状況に対して介護報酬の設定等の改正が必要である.また,専門医など専門知識のある職員が在籍する導入・管理病院が,地域のクリニックや施設に急変時の対応の仕方や感染対策などの教育的な研修を行い,患者が地域へ帰っても安定した透析管理が行うことができるような支援の充実が望まれる.さらに,急変時や退院などで施設間の移動がある際や多職種で高齢腹膜透析患者の治療にあたる際に,円滑な情報共有がしやすいようにICTを活用した医療機関・介護施設・家庭が相互の利用できるネットワークを構築することが必要である.(著者抄録) |
文献番号 | WB11240001<Pre 医中誌> |