スギモト ヨシヒサ
Yoshihisa Sugimoto
杉本 佳久 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 脊椎・関節整形外科学 職種 講師 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | デュアルモビリティカップを使用した人工股関節置換術後脱臼に対し拘束型ライナーを使用した再置換術の1例 |
掲載誌名 | 正式名:中国・四国整形外科学会雑誌 ISSNコード:09152695/13475606 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 中国・四国整形外科学会 |
巻・号・頁 | 33(1),61-65頁 |
著者・共著者 | 板野 拓人, 藤原 一夫, 三宅 孝昌, 政田 恭孝, 沖田 駿治, 杉本 佳久, 木浪 陽, 臼井 正明 |
発行年月 | 2021/04 |
概要 | 症例は81歳女性で、左大腿骨頸部骨折に対しDual Mobility Cupを使用した人工股関節全置換術を施行し、術後17日目に歩行器での離床が可能な状態でリハビリ病院へ転院したが、術後29日起床時に歩行不能となっていた。単純X線とCT撮影で後方脱臼と大転子骨折を認め、同日全身麻酔下に徒手整復術を行い、整復後のストレス検査で屈曲45°内旋30°、屈曲90°内旋20°で骨頭の浮き上がりを認めた。再手術により臼蓋カップと大腿骨ステムは温存してライナーを拘束型ライナーに変更し、大転子はリコンプレートを用いて固定し、さらに大転子部と小転子下の2ヶ所を超高分子量ポリエチレン製ケーブルにてワイヤー固定した。再手術後20日目に全荷重立位が可能な状態でリハビリ病院へ転院し、再置換術後78日目にX線像にて骨癒合良好で1本T字杖歩行でリハビリ病院を退院した。術後8ヵ月現在脱臼は生じていない。 |
文献番号 | 2021256411 |