ミヤケ エイコ
三宅 映子 所属 川崎医療短期大学 教育部 看護学科 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 看護師の倫理的悩みとコーピングが情緒的疲弊に及ぼす影響 |
掲載誌名 | 正式名:臨床倫理 ISSNコード:2187-6134 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (8),5-16頁 |
総ページ数 | 12 |
著者・共著者 | 萬木早苗,井上かおり,小薮智子,白岩千恵子,上野瑞子,三宅映子, 竹田恵子,實金栄 |
発行年月 | 2020 |
概要 | 本研究は、看護師の倫理的悩みによるストレス反応を低減することをねらいに、倫理的悩みが直接、およびコーピングを介して情緒的疲弊に関連すると仮定した因果関係モデルを実証的に検証することを目的とした。
分析対象は、病院に勤務する看護師927人。調査は無記人自記式質問紙調査により行った。調査内容は、基本属性、倫理的悩み、コーピング、情緒的疲弊で構成した。分析は、仮定した因果関係モデルのデータへの適合性を確認的因子分析により検討した。分析の結果、仮定した因果関係モデルはデータに適合した。情緒的疲弊に倫理的悩みは正の有意な関連を示した。また情緒的疲弊にコーピングの「逃避と抑制」は正の、「発想の転換」は負の有意な関連を示した。以上のことから、看護師の倫理的悩みによるストレス反応を低減するためには、コーピングとして「発想の転換」を促進していくことの重要性が示唆された。 |