タナカ シンイチ
Shinichi Tanaka
田中 慎一 所属 川崎医療福祉大学 医療技術学部 臨床検査学科 職種 講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | セルブロック法を用いた乳癌受容体検査に使用できる液状化検体細胞診専用固定液の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本臨床細胞学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 57(6),281-287頁 |
著者・共著者 | 岡本奈美,西村 理恵子,佐藤 正和,山本 珠美,田中 慎一 |
発行年月 | 2018/11/22 |
概要 | 目的:著者らは、10%緩衝ホルマリン(ホルマリン)固定セルブロック(CB)が、乳癌細胞診検体を用いた受容体検査に適していることを報告している。今回は、液状化検体細胞診(LBC)法の残余検体で作製したCBを検査に用いることができるかどうかを検討した。方法:乳癌切除検体腫瘍部を穿刺して細胞を採取し、ホルマリン、BDサイトリッチレッドTM保存液(BD液)(10件)、PreservCyt液(5件)、TACAS Ruby(10件)、Cellprep FNA・体腔液用バイアル(10件)、95%エタノール(10件)の6種類の固定液で固定後CB化し、組織検体と同様の染色条件でホルモン受容体とHER2蛋白に対する免疫染色と、HER2 dual in situ hybridization(DISH)を行った。それぞれの染色性についてホルマリン固定CB標本の染色結果を対象に比較した。成績:BD液固定のみ、ホルモン受容体およびHER2検査についてホルマリン固定と同等の安定した結果が得られた。結論:BD液固定乳癌細胞診検体CBは、ホルマリン固定標本と同じ染色条件で受容体検査を行うことができる。 |