エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 胆嚢捻転症の4例 |
掲載誌名 | 正式名:日本臨床外科学会雑誌 ISSNコード:13452843/18825133 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本臨床外科学会 |
巻・号・頁 | 81(5),959-964頁 |
著者・共著者 | 今村 宏輝, 岸本 朋也, 橋本 安司, 遠藤 俊治, 田村 茂行, 佐々木 洋 |
発行年月 | 2020/05 |
概要 | 胆嚢捻転症は,頻度は非常に少ないが緊急手術を要する疾患である.当院では2012年から2019年に4例の胆嚢捻転症を経験した.症例1:88歳,女性.胸背部痛を主訴に当院を受診.胆嚢捻転症の診断で同日腹腔鏡下胆嚢摘出術(laparoscopic cholecystectomy:以下LCと略)を施行.症例2:90歳,女性.右下腹部痛を主訴に当院を受診.胆嚢捻転症の診断で同日LCを施行.症例3:83歳,女性.腹痛を主訴に当院を受診.急性胆嚢炎の術前診断で同日LCを施行.術中所見にて胆嚢捻転症の診断となった.症例4:47歳,男性.心窩部痛を主訴に当院を受診.胆嚢捻転症の診断で同日LCを施行した.今回,われわれが経験した胆嚢捻転症4例に本邦での報告216例も加えて検討すると,胆嚢捻転症に対するLCの割合およびその術前正診率は直近10年間(2010〜2019年)で57.7%および70%であり,CTにて特徴的な所見を追求することで術前正診率を上昇させることができると考えられた.(著者抄録) |
文献番号 | U611070021<Pre 医中誌> |