フジワラ アツシ   Atsushi Fujiwara
  藤原 篤之
   所属   川崎医療福祉大学  リハビリテーション学部 視能療法学科
   職種   講師
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 特発性黄斑円孔における眼球屈折データ補正の有無が円孔径、円孔底径計測に及ぼす影響
掲載誌名 正式名:日本視能訓練士協会誌
ISSNコード:03875172/18839215
掲載区分国内
出版社 (公社)日本視能訓練士協会
巻・号・頁 47,191-199頁
著者・共著者 金永 圭祐, 藤原 篤之, 坂手 澪, 後藤 保人, 稲垣 明日香, 秋田 樹里, 白神 史雄
発行年月 2018/12
概要 【目的】特発性黄斑円孔において眼球屈折データ(屈折度数、角膜曲率半径、眼軸長)補正の有無が、円孔径、円孔底径を定量化する際に与える影響と因子について検討した。【方法】対象は特発性黄斑円孔27例27眼(68.3±5.1歳)とした。OCTはSwept source OCTであるDeep Range Imaging OCT-1 Atlatisを用いた。測定は眼球屈折データの補正前後の条件下にて、5 Line crossモードにて撮影を行った。画像の定量化は、補正前後における円孔径と円孔底径をキャリパーにて計測した。解析は補正の有無が画像の定量化に与える影響を検討するため、従属変数を円孔径・円孔底径の差分、独立変数を各眼球屈折データとして重回帰分析を行った。【結果】眼球屈折データ補正なしで測定した平均円孔径は453.4±234.1μm、補正ありは462.6±237.4μmで有意差はなかった(p=0.81)。平均円孔底径は補正なしで867.9±372.2μm、補正ありは862.5±379.9μmで有意差はなかった(p=0.15)。重回帰分析の結果、円孔径、円孔底径ともに眼軸長と有意な関連を示した(円孔径:p<0.05、円孔底径:p<0.01)。【結論】特発性黄斑円孔において円孔径、円孔底径を定量化する際に影響を与える因子は眼軸長であった。(著者抄録)
文献番号 2019162537