フジワラ アツシ
Atsushi Fujiwara
藤原 篤之 所属 川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 視能療法学科 職種 講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 特発性黄斑上膜、特発性黄斑円孔における硝子体手術前後の中心窩下脈絡膜厚の変化 |
掲載誌名 | 正式名:日本眼科学会雑誌 ISSNコード:00290203 |
掲載区分 | 国外 |
出版社 | (公財)日本眼科学会 |
巻・号・頁 | 116(11),1080-1085頁 |
著者・共著者 | 藤原 篤之, 白神 千恵子, 福田 恒輝, 野本 浩之, 白潟 ゆかり, 白神 史雄 |
発行年月 | 2012/11 |
概要 | 目的:硝子体手術が中心窩下脈絡膜厚(subfoveal choroidal thickness:SCT)に与える影響を,特発性黄斑上膜(ERM),特発性黄斑円孔(MH)を対象に検討を行う.対象と方法:対象は,ERM 64眼,MH 40眼の104眼(平均年齢:68.9±9.2歳)である.全例に内境界膜【剥】離併用硝子体手術を施行し,MHには全例10% SF6ガスを注入し3日間のうつ伏せ姿勢をとらせた.術前,術後1週,1ヵ月,3ヵ月目にSpectralis HRA+光干渉断層計(OCT)を用いてenhanced depth imaging(EDI)-OCTの手法によりSCTを測定した.結果:ERMの術前平均SCTは202.6μm,術後1週で201.8μm,1ヵ月で198.8μm,3ヵ月で196.4μm,MHの術前平均SCTは182.5μm,術後1週で186.7μm,1ヵ月で189.4μm,3ヵ月で187.4μmで,両疾患ともに術前後,および各時期において統計学的に有意な変動はなかった.両疾患の術前SCTを比較した結果,統計学的有意差はなかった.また,年齢,屈折度数と眼圧の変化がSCTに及ぼす影響を検討したが,有意な関連は認めなかった.結論:ERM,MHにおいて硝子体手術後の短期経過ではSCTに有意な変化はなく,術後SCTに影響を与える明らかな因子はなかった.(著者抄録) |
文献番号 | 2013071956 |