エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 切除不能進行大腸癌に対する術前化学療法をCAPOXIRIに強化し根治術を施行できた1例 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)癌と化学療法社 |
巻・号・頁 | 47(1),132-134頁 |
著者・共著者 | 今村宏輝, 吉岡慎一, 廣瀬創, 杢谷友香子, 木戸上真也, 岸本朋也, 橋本安司, 遠藤俊治, 竹田雅司, 田村茂行, 佐々木洋 |
発行年月 | 2020/01 |
概要 | 症例は66歳、女性。後腹膜穿破と膿瘍形成を伴う下行結腸癌、cT4bN2M0、cStage IIIbに対して横行結腸双孔式人工肛門を造設し、さらに後腹膜膿瘍に対して経皮的穿刺ドレナージを施行した。その後、切除不能局所進行大腸癌として化学療法導入の方針とし、CAPOXを開始した。CAPOX4コース施行し、原発巣の縮小を認め(PR)、さらなる抗腫瘍効果を期待してレジメンをCAPOXIRIに変更して3コース施行した。その結果、腫瘍はさらに縮小し、また左腸腰筋との境界も明瞭化したため、外科的切除可能と判断して根治切除に踏み切った。左半結腸切除術、左腸腰筋・左卵巣動静脈合併切除術によりR0切除を得て、切除標本の病理結果はypT3N0M0、ypStage IIであった。現在、術後12ヵ月間無再発生存中である。今回われわれは、化学療法をCAPOXからCAPOXIRIに強化して根治切除術を施行できた局所進行大腸癌の1例を経験したので、若干の文献的考察を加えてここに報告する。(著者抄録) |
文献番号 | U121570030<Pre 医中誌> |