エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 集学的治療により長期生存が得られている遠位胆管癌術後、肝転移再発の1例 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)癌と化学療法社 |
巻・号・頁 | 46(13),1987-1989頁 |
著者・共著者 | 橋本 安司, 岸本 朋也, 室谷 昌俊, 今村 宏輝, 指月 海地, 米田 直樹, 明里 知美, 木戸上 真也, 杢谷 友香子, 廣瀬 創, 吉岡 慎一, 遠藤 俊治, 竹田 雅司, 田村 茂行, 佐々木 洋 |
発行年月 | 2019/12 |
概要 | 症例は73歳、男性。嘔気・嘔吐を主訴に当院を受診した。精査にて遠位胆管癌と診断し、亜全胃温存膵頭十二指腸切除+D2リンパ節郭清+Child変法再建を施行、最終診断は遠位胆管癌(Bd)、pT2(SS)N0M0、fStage IBであった。S-1による術後補助化学療法中より腫瘍マーカーの漸増を認めた。術後7ヵ月で施行した18F-FDG-PET/CTにて肝S8にFDGの異常集積を認めた。腹部造影CTにおいても同部に27mmの低吸収域を認め、肝転移再発と診断した。術後9ヵ月よりgemcitabine(GEM)/cisplatin(CDDP)併用療法を計15コース施行し、腫瘍は6mmまで縮小した。新規病変の出現がないため、術後1年8ヵ月に残存病変に対して体幹部定位放射線治療(stereotactic body radiation therapy:SBRT)を施行した。術後5年8ヵ月、SBRT後4年経過し、無再発生存中である。胆道癌の術後再発に対しては全身化学療法が標準治療と考えられるが、症例に応じて局所療法を併用することで長期生存が期待できる可能性が示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | U117590026<Pre 医中誌> |