エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腹腔鏡下穿孔部閉鎖術後に二期的胃切除術を行った胃癌穿孔の4例 |
掲載誌名 | 正式名:日本腹部救急医学会雑誌 ISSNコード:13402242/18824781 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本腹部救急医学会 |
巻・号・頁 | 39(5),925-928頁 |
著者・共著者 | 遠藤 俊治, 山田 晃正, 板倉 弘明, 太田 勝也, 上田 正射, 池永 雅一 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2019/07 |
概要 | 当院では胃癌穿孔による汎発性腹膜炎に対して腹腔鏡下大網充填・被覆術(以下,鏡視下閉鎖術)と洗浄ドレナージを第一選択とし,二期的胃切除術を行っている。当院での治療成績を報告する。2013年から2017年までの間に当院で胃癌穿孔に対し鏡視下閉鎖術後に胃切除術を行ったのは4例であった。内訳は男2例,女2例,年齢69〜76(中央値74)歳,術前診断は胃癌(組織学的診断済)2例,胃癌疑い(CT所見)2例であった。全例鏡視下閉鎖術(大網充填2例,大網被覆2例)を行った。いずれも手術合併症はなく,二期的に開腹胃切除術(幽門側3例,全摘1例)を行った。腹腔内の癒着を認めたが,縫合不全や膵液瘻はなかった。2例が原病死(13ヵ月,11ヵ月),2例が生存中(39ヵ月,16ヵ月)である。胃癌穿孔に対する鏡視下閉鎖術後の二期的胃切除術は安全に施行可能であった。(著者抄録) |
文献番号 | 2020037368 |