エンドウ シュンジ   Shunji Endo
  遠藤 俊治
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 消化器外科学
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 胃軸捻転症を合併した成人Bochdalek孔ヘルニアの1例
掲載誌名 正式名:日本外科系連合学会誌
ISSNコード:03857883/18829112
掲載区分国内
出版社 日本外科系連合学会
巻・号・頁 44(4),680-686頁
著者・共著者 佐藤 豪, 遠藤 俊治, 中島 清一, 加藤 亮, 上田 正射, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 太田 勝也, 池永 雅一, 山田 晃正
担当区分 2nd著者
発行年月 2019/08
概要 患者は55歳,女性.S状結腸癌,癒着性イレウスに対して開腹手術歴あり.嘔吐を主訴に当院救急外来を受診した.胸腹部CTで左横隔膜の一部欠損,胃の胸腔への脱出,捻転を認めた.Bochdalek孔ヘルニア,胃軸捻転症と診断し,ヘルニア修復術および胃固定術を腹腔鏡下で行う方針とした.まず胃の腹腔内への還納を試みたが,癒着が強固であり,剥離および還納は困難であった.そのため腹腔鏡下胃固定術のみを行う方針とした.嘔吐の直接の原因と考えられた胃軸捻転症に対して,体外結紮により胃体部前壁を腹壁に固定し手術を終了した.現在,術後6ヵ月が経過しており,嘔吐の症状なく経過している.比較的稀な胃軸捻転症を合併した成人Bochdalek孔ヘルニアを経験し,腹腔鏡下手術を施行したので若干の文献的考察を加えて報告する.(著者抄録)
文献番号 2019353738