エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 胃癌同時性多発肝転移に対し集学的治療を行い長期無再発生存中の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 43(6),1042-1047頁 |
著者・共著者 | 遠藤 俊治, 岡 義雄, 池永 雅一, 太田 勝也, 上田 正射, 津田 雄二郎, 加藤 亮, 板倉 弘明, 山内 周, 山田 晃正 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2018/12 |
概要 | 症例は61歳の男性で,高CEA血症の精査の上部消化管内視鏡検査で胃幽門前庭部に3型腫瘍を認め,生検で高分化管状腺癌であった.腹部CT検査では肝両葉に最大径35mmの24個の転移を認めた.胃癌cT2(SS),cN1,cH1,cP0,cM0,c Stage IVと診断し(胃癌取扱い規約第13版,以下同じ),S-1単剤化学療法を8コース施行した.胃原発巣は縮小し,肝転移は消失した.幽門側胃切除D2郭清と2ヶ所の肝部分切除を施行し,pT2(SS),pN1,pH0,sM0,f Stage II,組織学的効果判定Grade 1bであった.術後tegafur/uracil内服とfluorouracil肝動注を1年間行い,122ヵ月無再発生存中である.胃癌同時性多発肝転移は予後不良だが,集学的治療で良好な成績が得られた.(著者抄録) |
文献番号 | 2019253701 |