エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ステント留置後に行った術前補助化学療法により組織学的完全奏効が得られた胃流出路障害を伴う進行胃癌の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 43(6),1033-1041頁 |
著者・共著者 | 中川 朋, 遠藤 俊治, 池永 雅一 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2018/12 |
概要 | 進行胃癌の中でも,肉眼的治癒切除は可能ではあるが再発率が高く予後不良な症例には,S-1+cisplatine療法での術前補助化学療法による治療成績の向上が期待されている.しかし,胃流出路障害を伴う胃癌では,経口抗癌剤であるS-1が使用できないためにレジメンの選択が困難であり,経口での栄養摂取が不十分となるために栄養面の問題もある.そのため,術前補助化学療法よりも流出路障害の解除も行える根治術が選択されることが多い.当院では,再発のリスクが高いと判断した胃癌が胃流出路障害を伴う場合には,十二指腸ステントを留置して積極的に術前補助化学療法を行っている.この度,漿膜外浸潤を伴う幽門狭窄癌に対して十二指腸ステントを留置して術前補助化学療法を行い,組織学的完全奏効が得られた症例を経験した.十二指腸ステントは,胃流出路障害を伴う胃癌に対して集学的治療を適応する一助になりうると考えた.(著者抄録) |
文献番号 | 2019253700 |