エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Meckel憩室捻転により生じた腸閉塞の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本腹部救急医学会雑誌 ISSNコード:13402242/18824781 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本腹部救急医学会 |
巻・号・頁 | 38(7),1153-1157頁 |
著者・共著者 | 升井 淳, 上田 正射, 池永 雅一, 太田 勝也, 知念 良直, 板倉 弘明, 高山 碩俊, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 遠藤 俊治, 山田 晃正 |
発行年月 | 2018/11 |
概要 | 症例は52歳女性。既往歴として胆嚢結石症に対する手術歴と腸閉塞に対する保存的治療歴がある。当院受診7時間前に腹痛を認め、改善しないため当院へ救急搬送された。Vital signは異常なかった。下腹部に著明な圧痛を認めた。腹部CTで多量の腹水、右下腹部の小腸にCaliber changeを認め腸閉塞を呈していた。以上より、絞扼性腸閉塞を疑い、緊急開腹手術を行った。開腹時、多量の漿液性腹水を認めた。回腸末端から50cm口側に60×40mmのMeckel憩室を認め、肛門側の回腸間膜に癒着していた。憩室が肛門側の回腸とともに捻転したと考えられた。Meckel憩室捻転による腸閉塞と診断し、Meckel憩室を含めた小腸部分切除術を施行した。腸閉塞の原因として、Meckel憩室によるものは0.3〜1.2%とまれである。われわれはMeckel憩室捻転により生じた腸閉塞の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する。(著者抄録) |
文献番号 | 2019157945 |