エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 成人小腸間膜リンパ管腫の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 43(4),695-701頁 |
著者・共著者 | 津田 雄二郎, 山田 晃正, 知念 良直, 板倉 弘明, 高山 碩俊, 上田 正射, 中島 慎介, 太田 勝也, 足立 真一, 遠藤 俊治, 千原 剛, 山内 周, 池永 雅一 |
発行年月 | 2018/08 |
概要 | 症例は53歳,男性.突然の腹痛を発症し受診した.来院時身体所見では,右上腹部に腫瘤を触知し,圧痛を認めた.血液検査では,炎症所見の上昇を認めた.腹部造影CTでは,上腹部に造影効果の乏しい多房性構造を認め,小腸間膜嚢胞性腫瘍の可能性を疑ったが,臨床症状から小腸絞扼性腸閉塞を否定することができず,緊急審査腹腔鏡を施行した.腹腔内を観察すると,小腸間膜に炎症性肥厚を認めたが,腸管拡張や壊死は認めなかった.小腸間膜内に柔らかい多房性腫瘤を認め,小開腹下に腫瘤も含め小腸部分切除した.切除標本肉眼所見では,小腸間膜内に多房性の嚢胞性腫瘤を認め,嚢胞内には緑色調の混濁内容液を認めた.病理組織検査所見では,嚢胞内面の細胞はD2-40陽性であり,リンパ管腫と診断した.術後経過は良好で,第15病日に退院した.成人の腸間膜リンパ管腫は比較的稀な疾患であり,本邦報告例のまとめとともに報告する.(著者抄録) |
文献番号 | 2019133155 |