エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 化学放射線療法施行後の切除により局所制御を得た肛門管癌の1例 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)癌と化学療法社 |
巻・号・頁 | 45(13),1889-1891頁 |
著者・共著者 | 太田 勝也, 池永 雅一, 上田 正射, 堺 貴彬, 佐藤 豪, 知念 良直, 板倉 弘明, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 遠藤 俊治, 山田 晃正 |
発行年月 | 2018/12 |
概要 | 症例は73歳、男性。肛門痛を主訴に来院した。主腫瘍は肛門3時方向に10cm大の腫瘍性病変が露出していた。疼痛で坐位を保持することができず、便失禁と会陰部の悪臭を伴い、周囲皮膚がびらん性炎症を起こしていた。肛門管癌(中分化管状腺癌)による肛門狭窄と診断した。遠隔転移は認めなかった。根治切除をめざし、まずはS状結腸に双孔式人工肛門を左下腹部へ造設した。術前化学放射線療法(CRT)を施行した。放射線治療(RT)は40Gy/20回照射とし、capecitabine 825mg/m2/回をRT照射日に1日2回経口投与した後、腹腔鏡補助下腹会陰式直腸切断術を施行した。治療効果はGrade 1bであった。術後日常生活動作は改善し、坐位保持も可能になった。術後12ヵ月、再発徴候なく経過している。今回、術前CRTにより肛門管癌の局所制御が可能であった症例を経験した。(著者抄録) |
文献番号 | 2019124646 |