エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 尿中カテーテル留置が関係した膀胱破裂の2例 |
掲載誌名 | 正式名:日本腹部救急医学会雑誌 ISSNコード:13402242/18824781 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本腹部救急医学会 |
巻・号・頁 | 38(4),683-686頁 |
著者・共著者 | 板倉 弘明, 池永 雅一, 太田 勝也, 遠藤 俊治, 山田 晃正 |
発行年月 | 2018/05 |
概要 | 症例1は72歳、男性。主訴は腹痛。尿膜管膿瘍を切除した既往があり、1ヵ月前より創部に膀胱皮膚瘻を形成し、尿道カテーテルを留置していた。腹部造影CTはイレウスの所見で、腹水貯留を認めた。腹膜刺激症状を認め、急性汎発性腹膜炎の診断で緊急開腹術を施行した。術中所見より膀胱穿孔による麻痺性イレウスと診断し、腹腔内洗浄ドレナージ術を施行し、穿孔部を縫合閉鎖した。症例2は86歳、女性。神経因性膀胱に対して尿道カテーテルを長期留置されていた。腹痛と発熱を自覚し、腹部造影CT所見より消化管穿孔による腹膜炎と診断し緊急手術を施行した。術中所見より膀胱穿孔による汎発性腹膜炎と診断した。腹腔内洗浄ドレナージ術を施行し、穿孔部を縫合閉鎖した。他疾患を疑い緊急手術を施行したが自然膀胱破裂であった2症例を経験した。自然膀胱破裂はまれな疾患とされるが、急性腹症の原因となることを考慮すべきである。(著者抄録) |
文献番号 | 2019102973 |