エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 特定非営利活動法人ジャパンハートで経験した、カンボジア王国での医療活動 |
掲載誌名 | 正式名:国際臨床医学会雑誌 ISSNコード:24336297/24336300 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 国際臨床医学会 |
巻・号・頁 | 2(1),52-55頁 |
著者・共著者 | 遠藤 俊治, 長谷川 彩未, 吉岡 春菜, 吉岡 秀人 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2018/07 |
概要 | カンボジアは東南アジアに位置する国である。1975年〜1979年のポル・ポト政権で多数の医師が殺害され、現在でも医療水準が低い。とくに農村部では経済的理由などで医療を受けられない人が多い。特定非営利活動法人ジャパンハートは2004年に設立され、2008年からカンボジアで医療活動を行っている。2016年までは、地方にあるいくつかの公立病院の手術室を間借りし、無償で手術をおこなっていた。2016年5月にプノンペン郊外にAsia Alliance Medical Center(ジャパンハート医療センター)を開設し、常時医療活動ができるようになった。筆頭筆者は2014年以降5回、短期ボランティアとしてカンボジアでの手術活動に参加した。期間はそれぞれ4〜5日間で、手術症例は、鼡径ヘルニア、甲状腺腫、陰嚢水腫、体表腫瘤(粉瘤、脂肪腫)、痔核、痔瘻などが多かった。現地では限られた医療資源で多くの患者の手術を行うための工夫がなされていた。ジャパンハート医療センター開院前の年間手術件数は400例弱であったが、2017年は1187件に増加している。ほかに乳房腫瘍、卵巣腫瘍、骨盤臓器脱、帝王切開などの手術が多かった。手術以外にも、内科治療や分娩、周産期医療を行っており、2018年6月には小児がん治療病棟も開設した。現地の人々に無償で医療を提供しているほか、現地人医療者の育成にも力を入れている。(著者抄録) |
文献番号 | 2019077695 |