エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 化学療法後胃切除を行い10年無再発生存中の胃癌同時性多発肝転移の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本臨床外科学会雑誌 ISSNコード:13452843/18825133 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本臨床外科学会 |
巻・号・頁 | 79(8),1688-1693頁 |
著者・共著者 | 遠藤 俊治, 岡 義雄, 池永 雅一, 太田 勝也, 上田 正射, 山内 周, 山田 晃正 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2018/08 |
概要 | 症例は65歳の男性.腹痛を主訴に上部消化管内視鏡検査を受けたところ,胃体下部大彎後壁に3型腫瘍を認め,生検結果は中分化管状腺癌であった.腹部造影CTでは肝S7に8mm,15mm,16mmS8に14mmの転移巣を認めた.また,腹部大動脈周囲リンパ節腫大を認めた.胃癌cT2(SS),cN1,cH1,cP0,cM1(LYM),cStage IV(胃癌取扱い規約第13版,以下同じ)と診断し,化学療法S-1+cisplatinを5コース施行した.肝転移は消失したため,幽門側胃切除D3郭清を施行し,pT1(SM),pN0,sH0,sM0,fStage IA,組織学的効果判定Grade 1aであった.術後tegafur/uracilを10ヵ月間内服し,125ヵ月無再発生存中である.胃癌同時性多発肝転移は予後不良だが,集学的治療で良好な成績が得られた.(著者抄録) |
文献番号 | 2019001131 |