エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腰椎腹腔シャントを有する直腸癌症例に対して腹腔鏡下低位前方切除術を施行した1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 42(5),829-834頁 |
著者・共著者 | 上田 正射, 池永 雅一, 田中 淳, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 太田 勝也, 足立 真一, 遠藤 俊治, 山田 晃正 |
発行年月 | 2017/10 |
概要 | 腰椎腹腔シャントを有する直腸癌に対し腹腔鏡下低位前方切除術を施行した症例を経験したので報告する.症例は60歳の男性で,既往歴としてクモ膜下出血と続発性水頭症に対しクリッピング術,腰椎腹腔シャント術を施行された.肺転移を伴う直腸癌を指摘され,当科へ紹介された.大腸内視鏡検査で歯状線より6cmの直腸に全周性腫瘍を認め,生検で中分化腺癌であった.胸部CT検査で右肺転移を認めた.シャントに対し処置は行わず,通常気腹圧下で腹腔鏡下低位前方切除術を施行した.シャント先端は左側腹部から腹腔内に認め,気腹圧10mmHgで型通りに手術を行い,diverting ileostomyを造設し,吻合部後面にドレーンを留置した.術中にシャントに異常は認めなかった.術後経過は良好で,術後第5病日にドレーンを抜去し,シャントに異常は認めず,第17病日に退院した.逆流防止機構付きの脳室(腰椎)腹腔シャントを有する大腸癌患者に対して,腹腔鏡下手術を安全に施行可能と考えられた.(著者抄録) |
文献番号 | 2018287427 |