エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 胃切除9年後に孤立性肺転移を切除した胃癌の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本消化器外科学会雑誌 ISSNコード:03869768/13489372 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本消化器外科学会 |
巻・号・頁 | 51(5),342-349頁 |
著者・共著者 | 遠藤 俊治, 山田 晃正, 尾田 一之, 早川 正宣, 宮崎 知, 池永 雅一, 足立 真一, 太田 勝也, 中島 慎介, 上田 正射, 津田 雄二郎, 西川 和宏, 千原 剛, 山内 周 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2018/05 |
概要 | 症例は72歳の男性で,9年前に胃癌に対し胃全摘術をうけ,病理組織学的検査では低分化腺癌pT2(SS)N1M0 Stage II(胃癌取扱い規約第13版)であった.フォローアップの胸部CTで左肺上葉に小結節を指摘され,3ヵ月後のCTで増大傾向が認められた.左肺S3aに16×13×11mmの充実性結節があり,肺門縦隔リンパ節に有意な腫大はなかった.胸腔鏡下左肺上葉部分切除を行ったところ,術中迅速組織診断で腺癌と診断された.原発性肺癌の可能性もあり左肺上葉切除とリンパ節郭清を行った.病理組織学的検査で9年前の胃癌の転移として矛盾しない所見であった.胃癌の肺転移は,癌性リンパ管症や癌性胸膜炎としてしばしば見られるものの,孤立性転移は極めてまれで,胃切除後9年を経た転移は非常に珍しい再発形式である.(著者抄録) |
文献番号 | 2018254477 |