エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 急性心筋虚血を併発し緊急手術を必要とした上行結腸癌によるOncologic Emergencyの1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本腹部救急医学会雑誌 ISSNコード:13402242/18824781 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本腹部救急医学会 |
巻・号・頁 | 38(1),143-147頁 |
著者・共著者 | 太田 勝也, 池永 雅一, 板倉 弘明, 上田 正射, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 足立 真一, 遠藤 俊治, 李 京美, 市川 稔, 木島 祥行, 山田 晃正 |
発行年月 | 2018/01 |
概要 | 症例は78歳男性。上行結腸癌と診断され、術前精査を行っていた。就寝中に突然胸痛が出現し、救急外来を受診した。心電図でV1〜V4のST上昇を認め、冠動脈造影検査を施行した。狭心症状を発症するような有意狭窄は認めなかった。主腫瘍からの下血により5日間で血中Hb値が10.0g/dLから7.7g/dLへ低下し、貧血により心筋虚血が誘発されたと判断した。濃厚赤血球輸血を行い、緊急手術の方針とした。腹部正中切開で開腹し、結腸切除術を行った。術後胸痛発作や心電図上でST変化は認めなかった。主腫瘍はpStage IIIbであった。術後7週間よりバイアスピリン内服をしながら術後補助化学療法を行った。Oncologic Emergencyは癌自体あるいは癌治療に関連した原因により生命危機が切迫し救急処置が必要とされる状態である。今回、腫瘍出血を契機に相対的心筋虚血を発症した上行結腸癌の1例を経験したので報告する。(著者抄録) |
文献番号 | 2018215941 |