エンドウ シュンジ   Shunji Endo
  遠藤 俊治
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 消化器外科学
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 大腸癌部穿孔8症例の検討
掲載誌名 正式名:癌と化学療法
ISSNコード:03850684
掲載区分国内
出版社 (株)癌と化学療法社
巻・号・頁 45(2),279-281頁
著者・共著者 池永 雅一, 太田 勝也, 上田 正射, 板倉 弘明, 高山 碩俊, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 足立 真一, 遠藤 俊治, 山田 晃正
発行年月 2018/02
概要 目的:当科で2005年1月〜2016年12月までに経験した大腸癌部穿孔8症例の特徴について検討した。結果:男性4例、女性4例、平均年齢66.5歳。癌の部位は上行結腸1例、S状結腸5例、直腸RSが2例であった。主訴は7例が腹痛、1例が下痢。全例で緊急手術を施行した。進行度はStage II 5例、Stage III 2例、Stage IVが1例。転帰は全例で軽快に退院した。退院後に化学療法を施行した症例は5例。2例に再発を認め、腹膜播種1例、局所再発が1例であった。予後は2例が癌死、1例が再発生存中で、5例が無再発生存中である。まとめ:再発形式を検討すると腹膜播種・局所再発であり、癌細胞を含む腸管内容の漏出からと考えられた。Stage IIの再発高危険群のリスク因子に穿孔も含まれており、再発予防の術後補助化学療法が考慮される。(著者抄録)
文献番号 2018155831