エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 急性虫垂炎との鑑別に苦慮し,経皮ドレナージ術にて軽快した腸間膜リンパ節膿瘍の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 42(6),1020-1026頁 |
著者・共著者 | 板倉 弘明, 池永 雅一, 太田 勝也, 上田 正射, 高山 碩俊, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 足立 真一, 遠藤 俊治, 山田 晃正 |
発行年月 | 2017/12 |
概要 | 症例は17歳,男性.右下腹部痛を主訴に来院した.右下腹部に著明な圧痛を認めた.体温38.8度で,血液検査所見でWBC:14,380/μl,CRP:0.23mg/dlと炎症反応の上昇を認めた.腹部CT所見では,回盲部周囲に脂肪織の混濁と,複数の顕在化したリンパ節を認めた.明らかな虫垂腫大は認めなかった.腸間膜リンパ節炎の疑いに対し抗菌薬投与を開始したが改善が乏しく,急性虫垂炎が否定できなかったため,翌日に虫垂切除術を施行した.術中所見では典型的な虫垂炎の所見は認めず,病理学的検査では二次性虫垂炎が疑われた.術後5日目に右下腹部に反跳痛が再燃し,腹部CT所見で回盲部に膿瘍を認め,腸間膜リンパ節膿瘍と診断した.膿瘍ドレナージ術を施行し,抗菌薬を変更した.その後は経過良好で,ドレナージ後13日目に退院した.腸間膜リンパ節膿瘍について文献的考察を加えて報告する.(著者抄録) |
文献番号 | 2018081405 |