エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腸間膜内に穿通した大腸憩室炎の2例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 42(6),957-963頁 |
著者・共著者 | 上田 正射, 池永 雅一, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 太田 勝也, 足立 真一, 遠藤 俊治, 山田 晃正 |
発行年月 | 2017/12 |
概要 | 腸間膜側に憩室が形成させる頻度は大腸憩室の全体の1〜2%とされ,大腸憩室の腸間膜への穿通は比較的稀な病態である.今回,われわれは腸間膜側へ穿通した大腸憩室炎の2例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.【症例1】52歳,男性.主訴は下腹部痛と発熱.下腹部痛,反跳痛を認め,腹部単純CT検査でS状結腸憩炎による腸間膜への穿通と診断し,保存的治療を開始した.症状の悪化を認めたため,第17病日にハルトマン手術を施行した.摘出標本では腸間膜内に膿瘍形成を認め,S状結腸憩室炎の腸間膜内への穿通と診断された.【症例2】55歳,女性.主訴は下腹部痛.下腹部に反跳痛,筋性防御を認め,腹部造影CT検査でS状結腸憩室炎の穿孔と診断し,緊急でハルトマン手術を施行した.摘出標本では憩室と漿膜下層から筋層を中心に広範な膿瘍形成を認め,直腸憩室炎の腸間膜内への穿通と診断した.(著者抄録) |
文献番号 | 2018081396 |