エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | HER2陽性胃癌の異時性肝転移に対してcapecitabine+cisplatin+trastuzumab療法が奏効し組織学的CRが得られた1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本消化器外科学会雑誌 ISSNコード:03869768/13489372 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本消化器外科学会 |
巻・号・頁 | 50(10),780-787頁 |
著者・共著者 | 松本 謙一, 遠藤 俊治, 中島 慎介, 太田 勝也, 池永 雅一, 山田 晃正, 西嶌 準一, 山内 周 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2017/10 |
概要 | HER2陽性胃癌術後に異時性肝転移を来し,化学療法後に肝切除を施行した結果,組織学的CR(complete pathological response;以下,pCRと略記)であった1例を経験したので報告する.症例は75歳の男性で,上部消化管内視鏡で胃角部前壁の2型進行胃癌を指摘され,当科を紹介受診した.幽門側胃切除術を施行し,病理結果は以下であった[pT2(MP)N1 M0,pStage IIA,HER2(IHC 3+)].術後補助化学療法としてS-1を1年間内服した.術後2年6ヵ月のCTで肝S3とS5に異時性肝転移が出現した.Capecitabine+cisplatin+trastuzumab療法を2コース施行し,PRであった.新規病変の出現を認めず,肝部分切除術を施行した.病理組織学的所見ではviableな腫瘍細胞を認めず,pCRであった.Capecitabine+trastuzumabを継続し,術後18ヵ月現在無再発生存中である.(著者抄録) |
文献番号 | 2018058644 |