エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 多発小腸転移を伴った十二指腸癌の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本消化器外科学会雑誌 ISSNコード:03869768/13489372 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本消化器外科学会 |
巻・号・頁 | 50(4),288-295頁 |
著者・共著者 | 中川 朋, 遠藤 俊治, 松本 謙一, 中島 慎介, 太田 勝也, 小西 健, 池永 雅一, 山田 晃正, 西嶌 準一 |
発行年月 | 2017/04 |
概要 | 症例は71歳の男性で,心窩部痛と食欲不振の原因検索で貧血と炎症反応の亢進を指摘された.造影CTで十二指腸前壁に全層性の造影不良域として腫瘍が描出され,上部消化管内視鏡検査で同部に2型腫瘍を認め,生検の結果adenocarcinomaであった.開腹手術時に,Treitz靱帯付着部とTreitz靱帯から10,20,40,50cm肛門側の空腸,Bauhin弁から20,25cm口側の回腸に同様の腫瘤を認め,計7個の小腸腫瘍を確認した.治癒切除は不可能と判断し,出血コントロールの目的に空腸腫瘍の肛門側で胃空腸バイパスを行い,終末回腸の腫瘍を小腸部分切除にて摘出した.十二指腸腫瘍の生検検体と切除した小腸腫瘍のサイトケラチン(cytokeratin;CK)を用いた免疫染色検査を行い,十二指腸癌からの多発小腸転移と診断した.多臓器転移のない多発小腸転移を伴う十二指腸癌は極めてまれなため報告する.(著者抄録) |
文献番号 | 2017300356 |