エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
|
論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | mFOLFOX6+Cetuximab併用療法によりPathological Complete Responseが得られた大腸癌肝転移の1例 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)癌と化学療法社 |
巻・号・頁 | 43(8),1003-1007頁 |
著者・共著者 | 小西 健, 池永 雅一, 太田 勝也, 中島 慎介, 中川 朋, 遠藤 俊治, 山田 晃正, 千原 剛, 西嶌 準一 |
発行年月 | 2016/08 |
概要 | 症例は68歳、男性。約半年前からの下血を主訴に近医を受診し大腸内視鏡検査を受けた結果、直腸(Rb)癌と診断された。精査加療目的に当院を紹介受診した。当院で施行した腹部CT検査では肝S5/6に径2cm大の転移を指摘された。直腸癌に対して低位前方切除術を施行され、最終診断はA、N1、H1、P0、M0、fStage IVであった。肝転移に対してmFOLFOX6+cetuximab併用療法を6コース施行した。化学療法施行後の腹部CT検査では肝転移巣は8mm大に縮小し、治療効果partial response(PR)が得られた。肝部分切除を施行され、病理組織診断の結果pathological complete response(pCR)が得られた。肝切除後mFOLFOX6+cetuximab併用療法を6コース施行し、現在無再発である。われわれは、肝切除前にmFOLFOX6+cetuximab併用療法を施行しpCRが得られた1例を経験したので報告する。(著者抄録) |
文献番号 | 2017003655 |