エンドウ シュンジ   Shunji Endo
  遠藤 俊治
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 消化器外科学
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 二次化学療法後Conversion Surgeryにて根治し得た進行胃癌の1例
掲載誌名 正式名:癌と化学療法
ISSNコード:03850684
掲載区分国内
出版社 (株)癌と化学療法社
巻・号・頁 41(12),2299-2301頁
著者・共著者 西川 和宏, 川田 純司, 藤谷 和正, 平尾 素宏, 山本 和義, 福井 亜希子, 高木 麻里, 伏見 博彰, 遠藤 俊治, 岩瀬 和裕, 原田 百合奈, 福田 泰也, 原口 直紹, 三宅 正和, 浅岡 忠史, 宮本 敦史, 宮崎 道彦, 池田 正孝, 中森 正二, 関本 貢嗣
発行年月 2014/11
概要 二次化学療法後、conversion surgeryにて根治し得た進行胃癌の1例を経験したので報告する。症例は71歳、男性。胃前庭部大彎に3型腫瘍を認め、CTにてcT4a(SE)N3aP1H0cM1(LYM)、cStage IVと診断した。2009年11月から一次治療としてS-1(80mg/m2)を施行し、原発巣とリンパ節の著明な縮小を認めた。10コース終了後のCTおよび内視鏡にて原発巣の増大を認め、PDと判断した。二次治療としてS-1+CPT-11(150mg/m2、day 1、q3w)を施行した。8コース終了後、遠隔転移は消失したものの、原発巣は残存していた。審査腹腔鏡にてP0CY0であることを確認し、conversion surgeryとして2011年1月に幽門側胃切除、D2郭清を施行した。病理組織学的所見はypT3(SS)N1M0、Stage IIB、Grade 1aであったが、大網から採取された検体には脂肪壊死巣が認められ、腹膜転移巣に対する効果が示唆された。術後経過は良好で、術後3年以上無再発生存中である。(著者抄録)
文献番号 2015344484