エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 大腸穿孔性腹膜炎の術後合併症予測因子としての開腹時所見分類の有用性 |
掲載誌名 | 正式名:日本腹部救急医学会雑誌 ISSNコード:13402242/18824781 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本腹部救急医学会 |
巻・号・頁 | 35(1),19-25頁 |
著者・共著者 | 菅生 貴仁, 山田 晃正, 中川 朋, 金 致完, 平岡 和也, 小西 健, 遠藤 俊治, 奥山 正樹, 西嶌 準一 |
発行年月 | 2015/01 |
概要 | 目的:大腸穿孔性腹膜炎の術後合併症予測因子を抽出し有用性を検討した。方法:大腸穿孔性腹膜炎に開腹術を施行した54例を対象とし術後合併症を軽症群と重症群に分類し,合併症予測因子を抽出した。結果:単変量解析では遊離穿孔症例,腹腔内糞便性汚染症例で有意に重症合併症を認めていた。開腹時腹腔内所見をType I:被覆非糞便性,Type II:被覆糞便性,Type III:遊離糞便性に分類し,多変量解析を行うと開腹時腹腔内所見分類が独立した合併症予測因子として抽出された。Type IIIは術後周術期において敗血症全身状態評価スコアが有意に高値であり,ICU入室期間が長期化していた。重症合併症率はType I/II/III=19%/20%/59%で,在院死亡は全てType IIIであった。結論:開腹時腹腔内所見分類は大腸穿孔の重症度の指標となり,術後重症合併症予測因子として有用であった。(著者抄録) |
文献番号 | 2015183265 |