エンドウ シュンジ   Shunji Endo
  遠藤 俊治
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 消化器外科学
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 Capecitabine+Cisplatin+Trastuzumab療法で原発巣が消失したHER2陽性進行胃癌の1例
掲載誌名 正式名:癌と化学療法
ISSNコード:03850684
掲載区分国内
出版社 (株)癌と化学療法社
巻・号・頁 42(3),359-361頁
著者・共著者 遠藤 俊治, 山田 晃正, 奥山 正樹, 平岡 和也, 小西 健, 金 致完, 中川 朋, 武田 昂樹, 植田 裕司, 松本 謙一, 西川 和宏, 西嶌 準一
担当区分 筆頭著者
発行年月 2015/03
概要 HER2陽性進行胃癌に対しcapecitabine+cisplatin+trastuzumab(XPT)療法を施行し臨床的完全奏効が得られ、R0切除を行い得た症例を経験したので報告する。症例は66歳、男性。胃角部大彎前壁に2型腫瘍を認め、生検でtub1-2、HER2:3+。CTでは肝S1に21×9mmの腫瘍を認め、3b、4d、16a2、16b1、左鎖骨上(Virchow)リンパ節は腫大していた。XPT療法を4コース施行したところ、臨床的完全奏効が得られた。以後capecitabine+trastuzumabのみ13コース継続し、手術を行った。幽門側胃切除D2郭清Billroth I法再建、16a2、16b1、Virchowリンパ節摘出を行った。肝転移は認めなかった。摘出胃と領域リンパ節には病理組織学的悪性所見を認めなかったが、Virchowリンパ節に転移を認めた。病理所見はypT0、ypN0、ypM1(LYM)、Grade 2、ypStage IVであった。術後縫合不全を生じ開腹ドレナージを要したが、76日目に退院した。(著者抄録)
文献番号 2015173601