エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 一期的手術を行った複数の消化管内結石を伴った胆石イレウスの1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本臨床外科学会雑誌 ISSNコード:13452843/18825133 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本臨床外科学会 |
巻・号・頁 | 73(11),2936-2941頁 |
著者・共著者 | 伊禮 俊充, 遠藤 俊治, 富永 春海, 畑中 信良, 吉川 幸伸, 上池 渉 |
発行年月 | 2012/11 |
概要 | 症例は64歳,女性.1ヵ月続く嘔気を主訴に当院救急外来受診.multi detector-row CT(MDCT)を含む画像診断で,胆嚢十二指腸瘻を誘因とした十二指腸,胃,回腸内結石による胆石イレウスと診断.MRIで総胆管結石も指摘された.保存的治療でイレウスの解除に至らず,入院後10日で一期的根治術を施行した(イレウス解除:十二指腸切開,回腸切開排石,胆嚢摘出,胆嚢十二指腸瘻閉鎖,総胆管切開截石術).胆石イレウスは胆石症の比較的稀な合併症であるが,自験例では,さらに複数の腸管内結石,総胆管結石も合併した複雑な病態を呈していた.しかし,術前の正確な画像診断のもと,すべての病態を一期的に根治しえた.術前診断が難しいとされてきた胆石イレウスは,画像診断の進歩により,併存疾患を含め正確な治療前診断が可能となり,イレウスの一因と念頭においたうえで,病態に即した適切な治療が必須の病態となっている.(著者抄録) |
文献番号 | 2013086468 |